早朝から投票を済ませ、久し振りのお参り……まずは、夏の花々が出迎えてくれますことに心がなごみます。
今日は御行させていただく日、暑い一日とはなりましたが幸い雨は一休みしてくれて、日陰に入ればそよ風があまりにも心地よいものでした。
お同行さまには、奥之院や位牌堂、お瀧場など大掃除され、男性方には資材の運搬整理など力仕事に汗しておられました。非力な私はといえば、枯草の焦がしや先週の集中豪雨痕修理用の石集めで何とも申し訳のないことでした。
7月の親先生のおことばは、「無心(現実をありのままに受け入れ、ありのままから足したり引いたりしないこと)」とされています。
禅の名言集(綾瀬凜太郎著)によると、中国禅の第六祖、慧能大師の六祖壇経には、「わたしのこの法門には、先人以来、第一に《無念》を立てて宗旨とし、《夢想》を本体とし、《無住》を根本とする。《夢想》とは相(かたち)において相を離れるのであり、《無念》とは念(おも)うて念わないことである」とありました。
人は、自我があるために何かに執着し、とらわれる。しかし、それでは、無心にはなれないと。無心とは、念うて念わない。その思いにとらわれないまま、自然に念うことでそうです。
今日は、石運びで、一輪車を必死で押している時、いつもの右足の痛み(パーキンソンの足)をまったく感じていませんでした。これぞ、無心なのかと思ってはみたものの、先ずは、親先生をはじめお同行さまのお蔭様にて、心地よい汗をいただいていることに感謝すべきものと・・・。
合掌
(管理人)