猛暑と干ばつ

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毎日、酷暑が続き、2ヶ月近く雨らしい雨が降りません。境内のお山は、清水が豊富ですが、それでも木々の色合いが褪せて見えるのは気のせいでしょうか・・・。

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花の数は減りましたが、実りの秋に向けて確実に準備が進んでいました。

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明日は、ご恩日法要、信徒会館には、季節の花が美しく活けられていました。

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親先生のお話し……、最近の話題となっている「尾畠さん」のこと、山口県の周防大島で行方不明の2歳の子供を救出し、マスコミの脚光を浴びておられるが、お礼など一切断って、「ボランティアは作業先に一切世話になってはいけない」と、昔のお世話になった恩返しであると、その心掛けを徹底しておられる…。その昔、伝教大師(でんぎょうだいし:最澄)は、「・・・、己を忘れて他を利するは、慈悲の極みなり」と語られたと。尾畠さんは、65歳まで魚屋をされていたそうですが、そこでお世話になった世の中に恩返しをと、ボランティアに残る人生を捧げておられるそうです。費用のすべては僅かな国民年金で賄っておられると。まさに慈悲の心そのものでしょうと…。そして、その日々の在り方は、「三衣一鉢」であると…。わたしも少しづつとボランティアさせて戴いてはおりますが、三衣一鉢にはまだまだ決心を沢山掻き集めなくてはならぬ模様です。

親先生の「8月のことばは、“無為(むい:まっさらな心に・・・)”です。無為とは、仏教用語で絶対に生滅変化しないもの・・・涅槃…などをさすそうですが、今年の暑さ(熱さ)は、心頭滅却して、無為となりたいものです。ともかく、一雨でよいのでお願いしたいものです。お山の木々も熱中症なのか色付きが早いように感じられます。

(合掌)

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