乾期と雨期

西日本では、7月、8月と雨が降らず、一転、今月は雨ばかりです。温暖化もいよいよ亜熱帯化しているようですね。お山は早くも黄色く染まりつつあるように感じました。

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お彼岸を決して忘れない彼岸花が目を引きますが、まゆみやもみじまで実を付けていました暑くもなく寒くもなくやっと秋がささやいているようすを感じています。

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先生のお話も先ずは酷暑と長雨のことでした…。干ばつは2か月を超える長い酷暑でしたし、その後は台風も含めて大雨の連続でした。こんな時、先生の好きな詩の一節があるそうです…「心ひとつの置きどころ、晴れてよし 曇りてよし 富士の山・・・」と、自然は、人間に苛酷ですが、心の持ち方ひとつで 良くも悪くもなるものと学ばせて戴きました。…感謝。その心には、彼岸のご恩日法要、先生のお話もご先祖さま、そしてお同行様とのご縁のお話しでした…、大宇宙の中心たる大日如来が授けられたこの世に1200年前弘法大師が生誕され真言密教をおこされた。その弘法大師が夢枕に立たれた宗祖覚恵上人様は身ひとつで高野山を目ざされましたが奥之院近く中ノ橋下で倒れられ幸運にも津田實英大僧正に助けられて中山身語正宗を開かれたこと、また温泉津の酒蔵元の若林様始め篤信なお同行さまもあって瀧光寺が開かれることとなった。私たちはこれらの多くのご縁をいただいて今日がある。…そのご先祖様供養をさせていただくことでした。

親先生には今月、「以心傳心(いしんでんしん)心と心を結ぶ大切なもの」と戴いております。仏様の教えの真髄は、文字に書き表すことは出来ず、師から弟子へと心から心に伝えるのみであるそうです。親先生の口にされない心の中が読めるなどということになりますが、まだまだ何度もお話し戴いても届かないのが現在のわが姿だと諦め、少しずつ努力させて頂きます。

(合掌)

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