皐月晴れのご恩日法要

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時の時の経つのは誠に早いもので、つい先日まで寒さに耐えていたものが、もう真夏を思わせる強い日差しを浴びています。今日は、ご恩日法要、その位牌堂までの参道には、初夏の花が咲き乱れ、心から癒されます。

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アヤメ、ショウブ、アジサイ、ハルジオン、ツユクサ、マンネングサなどなど、たくさんの花々からお浄めいただいているような気持でした。

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今日のお斎も、格別でした。色々といただきましたが、旬の「飛び魚」のすり身のお吸い物と、ソボロ丼の味が忘れられませんでした。いつもありがとうございます。

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今月は、親先生には、「放下著(ほうげじゃく)」といただきました。「何もかも捨てなさい!と、そして身も心も軽く自由になるには棄てることであると」されています。

これは、唐の時代の話であるとのこと。厳陽(がんよう)という修行者が趙州(じょうしゅう)和尚に訪ねて、「一物不将来(いちもつふしょうらい)のとき(なにもかも捨て去り何も持っていないとき)は、如何にすべきか?」と聞くと、和尚様は、「放下著-捨ててしまえ」と言われた。厳陽が「私はすでに捨てきって何も無い無一物の境界です。これ以上何を捨てるのですか?」と聞くと、和尚様は、「それでは、その無一物と誇示したい心を担いで帰れ」と答えられたとのこと。和尚様に訊ねる厳陽の心には、捨てきって無一物になったことを誇示しようとする心が捨てられていなかったと言うお話でした。

悩み多い日々であることを省みて、何にとらわれているのか、謙虚に心して問い直してみたいと思うものです。 感謝

合掌

(管理人)