連日の猛暑が初めて曇り空に変わった一日でした。時折ゴロゴロと雷鳴も響きわたってはいましたが、雨はパラパラと通り過ぎ、お湿りも置いて行ってはくれませんでした。沖縄付近には台風がありますが、遠慮して西の端を北上する模様だとか…。今暫く、猛暑の中での新型コロナウイルス対策が続きそうです。頑張りましょう!!!
8月、親先生からのいただきものは「家庭は心と心が触れ合うところ」…です。日々訊ねて来られる方々の悩み相談を受け、心を込めて聴いておられる親先生なればこその言葉ではないかと思うものです。
「名僧いんたびゅー」(産経新聞社編)に、延暦寺253世座主山田恵諦師の記事がありました。折しも「新型コロナ」で大不況の時代ですが、師は、好景気の時、人は周りばかり見ているが、不況になると小さく暮らす姿を家庭に置くようになると。そこで、この機を家庭を見直す時として、実行することであると。父親が家庭で食事を摂るのも久し振りならば、親子の対話が復活しているのではないかと。子ども達には、ごく普通のことを教えてほしいと。それは、先祖があって親があり、自分が今あるということ。この世には人間の力だけが働いているのではなく、神や仏の力、ご先祖様の努力のお陰であり、日々の感謝を忘れないこと。玄関の花は綺麗でも、お仏壇の花が枯れているような家は危ういと。
「利己忘他」の考えが蔓延している現代、自分だけが良ければいい…ではいけない。「因果縁」と言いますが、因果、つまり原因と結果の間には「縁」というものがあると。己の因と他の縁との共同力によって世の中のものは生じていると。この世の生きとし生けるものはお互いを生かし合っていると。皆のお陰様で生かされていると。
お陰様で、写仏の一枚がほぼ完成しました。リハビリを見守ってくれている、そして、次に進むべくやる気いっぱいに気持ちを引き立ててくれている家族に感謝しつつ、また、新型コロナウイルス終息のため、新薬やワクチンの開発、新型コロナウイルス禍の一日も早い終息を強く願って祈願するものです。
(合掌)
管理人