暖かい大寒の一日

大寒と思えない暖かさの一日でした。数日前に初護摩供祈願祭にお参りさせていただいてから春を思わせる日が続いていて嬉しいかぎりです。

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境内は、相変わらず、南天、マンリョウ、山梔子などの実物が輝いていて、花物はといえば、水仙、蝋梅など少し遠慮がちに咲いています。もう少しすれば、沈丁花が優しい香りを漂わせてくれるなどと、待ち遠しくもあります。

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親先生には、信者さま宅での御祈願などが輻輳するなか、お参りのお同行さまの間に割り込ませていただいて実現したもので、ご迷惑をお掛けしたのではないかと思っております。今日のお参りでは、本堂にお供えさせていただいている写仏画を差し替え(白衣観音図から十一面観音図に)させていただきましたが、その本堂には、宗祖上人様ご生誕150年のポスターが目新しくなっておりました。

宗祖上人様は、明治3年旧7月23日にご生誕されたそうです。2021年がご生誕150年にあたるとのこと。その上人様について幼少期の逸話がありました。「養子先で精米2俵を届けるため牛を引いて出かけたとき、突然、牛が動かなくなるも、『南無阿弥陀仏』と3回唱えると再び動き出した」、また、「自身の体が突然動かなくなることもあったが、やはり『南無阿弥陀仏』と念じることで動き出した」そうです。更には、「この方角にいる白髪の医師が病気を治してくれる」などと仏告と窺える言葉が3歳の子供から発せられ、キツネ付きと気持ち悪く思われたそうです。その頃から、宗祖上人様にはその片鱗が見えていたのだと……。

写経や写仏では手の振えとの戦いというリハビリをさせていただいておりますが、そうした気力の源泉は親先生からいただくお済度であり、宗祖上人様、親様の励ましであると感謝し、そのご恩に報わせていただく歓びを噛みしめ続けたいものと思っております。

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(合掌)

管理人

平成30年新春初護摩供祈願祭

恒例の新春初護摩供養祈願祭にお参りさせていただきました。

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先週の半ばから、今季一番の寒気が南下、この湯里でも数センチ積雪があったそうですが、今日は初護摩供祈願祭をたたえるような素晴しい青空が広がっていました。冬らしく蝋梅が満開となり、南天などの赤い実が輝いて、寒さを忘れさせてくれました。

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祈願祭のご法話は、本宗の年頭おさづけについて「直心発行(じきしんほつぎょう)」であるといただきました。直心とは真っすぐひた向きに仏様に向かう心であり、無心にお行させていただく、発行させていただくことによって直心をいただくことができるのだと・・・、親先生は、今日のお参りされた皆さんはまさに発行されたのであり、行ずるものの姿…菩薩であるとされました。餓鬼と人間の境界をさ迷うことのないよう、お行させていただき、少なくとも感謝の気持ちを忘れない一年にしたいものです。

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そしてまた、今月、親先生からは「一笑多福(いっしょうたふく)《ひとつの笑いで多くの人に幸せを》」と、いただきました。 新年にあたり…、世界のみんなが幸せであることを願う…親先生の思いが込められています。……本宗の開祖上人様は、「このたび根本大悲の親は、頼む一念、身語正をひらくぞ。世界の端々に至るまで助けていくぞ」との「おじひ」を授けられ(1912年2月18日弘法大師のお告げがあった)本宗を立教されたそうです。そのように世界中が幸せであってほしいと願うものです。

(合掌)

管理人