秋の装いのお山でした

このところ暇なはずなのに多忙にしていて、曇り空のもとではありましたが、お参りさせていただきました。それでも、久しく写真を撮らせていただいていますと、心から清々しさを戴くことができます。感謝です。

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境内は、やっと秋めいてきたというところでしょうか・・・。ただ、かえでは良く色付いているのに、もみじは未だ緑濃いなどさまざまです。来月には、雪の中の境内が待っていそうな気配がしています。

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親先生からの今月は、「人間万事塞翁が馬《にんげんばんじさいおうがうま》(人生における幸不幸は予測しがたい)」といただきました。故事辞典によりますと、中国、前漢時代の「淮南子《えなんじ》」という哲学書(「淮南《わいなん》の王で劉安《りゅうあん》という人が編纂させた)にある話だそうです。

塞(砦・塞《とりで》の近くに住む翁(老人)が馬の話。その塞翁が飼っていた馬が逃げ出した時、塞翁は、人々の慰めを聞いても、「これは幸せになる徴だ」と言ったと。それからしばらくして、その馬は、立派な駿馬を連れて戻ってきたが、そのことについてお祝いを言う人々に対して、「これは禍になるだろう」と言ったと。これも、塞翁の息子がその駿馬から落馬して、足を怪我して、そのとおりになった。一年後、隣国との戦が始まり、多くの若者が戦死したが、塞翁の息子は、落馬の怪我で戦に行けず、難を逃れたという。幸不幸は、予測し難いと。

今年も年末ジャンボを買おうかと考えはしましたが、当たると、禍の種になるとの教えのようです。やはり黙々と今日の幸に感謝しつつお行させていただくことでしょうか。

(合掌)

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