寒い…とも言っていた数日前のことが嘘のような、連日が猛暑日…、そんな中での盂蘭盆施餓鬼法要の日です。準備に当たられた方々にはさぞや大変なご苦労をされたものと感謝申し上げるところです。今年の盂蘭盆施餓鬼は、暑さとのたたかいでもありましたが、お参りされる方々も多く、本堂に入り切れない大勢のお同行さまが濡れ縁の板張りにてお行される姿を拝見し、親先生のお人柄を思い、改めてうれしく感謝することでした。
親先生のご法話は、まずは遠方からお同行さまの紹介でした。兵庫県、山口県、九州などの遠方からお参りされているとか、無事に帰りつくまでがお参りとのこと、気をつけてお願いしたいところです。
今日は、「おさずけ読本」が配布されました。本宗の「信心の原点」が分かりやすく書かれている、日常の生活信条をまとめたものであると…。「十善戒を守りて…」とありますが「十善戒」は、「不殺生」虫も殺す、「不悪口」、悪口も言う、ご先祖さまのためにと思うが、とても守れない。それでも現世において、一番入口が中山不動尊の教えであると…。また、我々は日々の仕事をいただいている、日々の糧をいただいている、そういう中で浄行という言葉で説いておられます。思い通りに行かないこともある、辛いこともある、そのとき、どうするか、御座文の中に「善巧方便めぐらして」とありますが、仏さまの知恵の一端に気付かさせていただくことのあれこれが読本の中に分かりやすく書かれているとのことです。
盂蘭盆施餓鬼は、ご先祖さまに感謝する日ですが、私たちが生まれるには、多くのご先祖様のお陰(死が)あるものです。私たちは死があるからこそ本当に生きる道をきくものです、と…。師主知識、善知識に叶った本当の生きる道を進むことであると…。
(合掌)
(管理人)