月末の久しぶりのご恩日法要にお参りして、お済度いただきました。感謝・・・です。そして、すぐそこに春を感じる嬉しい風景がありました。
2月は、親先生から、「忍辱(にんにく)」といただいております。受け入れるべきを落ち着いて受け入れることと。悩み多きこの世(此岸=しがん)から、悟りの境地(彼岸=ひがん)に行こうとするには、仏教の菩薩行の、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の六つ、すなわち六波羅蜜を実践しなければならないとのこと。忍辱は、他人から侮辱されたり、貶められたりするなど如何なる困難にも耐え忍び、逆に、如何に賞賛されても、奢り高ぶり、鼻にかけないことだそうです。
しかし、ただ耐えるのみではいけないと。だれもが持っている仏性を信じて敬い、如何な怨敵であろうと、「仏に導いていただく方」として心から信じて行くことができなければならいと。また、忍辱をひたすら行えば、六波羅蜜の他の五つは行じたのと同じことになるそうで、これを六度相攝(ろくどそうしょう)というと。せめても、忍耐力を高め、何事にも感謝の心を忘れないようにしたいものと思うものです。
久し振りの境内には、春めきとともに、お同行様のご苦労によって、山之守護神堂と、淡島堂の御堂が完成していました。
3月5日は、落慶法要が厳修されるとのことです。本日は、お同行様のご厚志にひたすら感謝しながら、まことにありがたく参拝させて戴きました。
合掌
(管理人)