大雪の影響などもあり、久し振りのお参りでした。境内のお山は、うっすらと霞がかかり(PM2.5?) はっきりとは見えませんが、麓の方には木々の新芽が色づき始めているのを感じました。お山に自生する椿の花が今さかりです。
一方で、梅や、沈丁花などは、蕾が大きく膨らんで開花寸前の状態でした。
今月、親先生には「少憤多笑(しょうふんたしょう)…いらいら怒らず朗らかに笑いましょう」といただきました。先月に続いての笑顔で幸せに…との親先生の願いを感じられます。これは江戸時代の国学者・俳人・横井也有《よこいやゆう》という人の「健康十訓」(①少肉多菜、②少塩多酢、③少糖多果、④少食多噛、⑤少衣多浴、⑥少言多行、⑦少欲多施、⑧少憂多眠、⑨少車多歩、⑩少憤多笑)にあると。ただ、“少車多歩”などと、“少籠多歩”の間違いではと思われるような部分もあるため江戸時代の作というについては疑問符だとか…。毎日いただいている十善戒にも匹敵する良い訓戒であると思うものです。
昨年には、立教柴燈護摩供祈願祭にも参加させていただきましたが、今年はこの半月間、風邪の猛威が次々とやってきて、身動きの取れない日々が続くことになってしまったものでした。これから春の訪れ待ち焦がれる心躍る季節、そして暖かくなる季節を迎えます。多笑から始めて、多歩、多眠につづいて、多施、多行にも努めたいものと…。 やはり思いは、感謝です。
(合掌)
管理人