盂蘭盆施餓鬼法要そして結願百万遍法要

昨日、盂蘭盆施餓鬼法要が、そして結願百万遍法要が厳修されました。穏やかな一日ではありましたが、やはり夏らしい暑い一日でした。親先生始め昨晩から精霊迎えされている皆様にはほんとうにおありがとうございます。

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そのお山は今日も花いっぱいで・・その咲き誇っている盛りを撮らせていただくのがわたしの楽しみでもあります。

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いつものことですが、今日も、美味しいお斎を頂戴しました。昔どおりの漆器が配膳されていて、真心を込めて調理いただいている皆様に感謝することでした。器も味覚の一部、やはり、コンビニ風では、幻滅ではないかと思うのはわたしだけでしようか?

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親先生のご法話は、以前にも話したことですが、と前置きされて、ご先祖様のご縁についてのお話しがありました。ご先祖様とのご縁を思うと、自分が生を受けるためには一体どのくらいのご先祖様にお世話になっているのか・・・1代前で両親、2代前で祖父母、そして、10代前で千人余、20代前で百万人余、30代前では10億人余となると、その一人が欠けてもあなたは生まれなかったと・・・。また、30代前というと、20歳で出産するとして、600年前、ちょっと遠すぎる話かもしれませんが・・・。

その昔(785年)平安京を開かれた桓武天皇は、「春秋の義、祖は子をもって貴し。これすなわち礼経の垂典、帝王の恒範」(中国の古典である春秋には、ご先祖様はその子孫の行いによって地位が高くなる場合があると記されている。これは、古代の聖人が示した心霊との契約であり、このことは今も変わりない)と言っていると。

ご先祖様への感謝・崇拝・読経・納経、お行されている方々への供養など子孫がお礼することで、ご先祖様の霊界での地位が向上すると。  すなわち、子孫の繁栄にもつながっていくと・・・。

ともあれ先ずは、この身をいただいたご先祖様に感謝したいものです。

合掌

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(管理人)

 

 

御行の日

早朝から投票を済ませ、久し振りのお参り……まずは、夏の花々が出迎えてくれますことに心がなごみます。

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今日は御行させていただく日、暑い一日とはなりましたが幸い雨は一休みしてくれて、日陰に入ればそよ風があまりにも心地よいものでした。

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お同行さまには、奥之院や位牌堂、お瀧場など大掃除され、男性方には資材の運搬整理など力仕事に汗しておられました。非力な私はといえば、枯草の焦がしや先週の集中豪雨痕修理用の石集めで何とも申し訳のないことでした。

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7月の親先生のおことばは、「無心(現実をありのままに受け入れ、ありのままから足したり引いたりしないこと)」とされています。

禅の名言集(綾瀬凜太郎著)によると、中国禅の第六祖、慧能大師の六祖壇経には、「わたしのこの法門には、先人以来、第一に《無念》を立てて宗旨とし、《夢想》を本体とし、《無住》を根本とする。《夢想》とは相(かたち)において相を離れるのであり、《無念》とは念(おも)うて念わないことである」とありました。

人は、自我があるために何かに執着し、とらわれる。しかし、それでは、無心にはなれないと。無心とは、念うて念わない。その思いにとらわれないまま、自然に念うことでそうです。

今日は、石運びで、一輪車を必死で押している時、いつもの右足の痛み(パーキンソンの足)をまったく感じていませんでした。これぞ、無心なのかと思ってはみたものの、先ずは、親先生をはじめお同行さまのお蔭様にて、心地よい汗をいただいていることに感謝すべきものと・・・。

合掌

(管理人)