爽やかな風が心地よい~梅雨の晴れ間~

年齢を重ねると大変なのが病院通いです。お参りのこともいろいろと調整が必要で、やっと日曜日のお参りが叶いました。今日は、梅雨ということが嘘のような爽やかな快晴の一日でした。

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お山は、青々と夏山の姿で、境内では色とりどりの紫陽花が咲き、クチナシなどの花も咲き競っていました。

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聞けば先代先生様の御命日とのこと、お山の開創そして中山不動尊様にお導き戴くことなど元をたどればわたしにとっての始まりが先代先生様のお蔭さまであり現在があるものとただただ感謝の思いでお参りさせていただきました。

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今月の親先生からは、「自浄其意(じじょうごい):自らその意を浄くする」といただいております。以前にも学ばさせて戴いたことでしたが、「七仏通誡偈(しちぶつつうかいげ)」というお釈迦様を含めた遠い過去の仏様の時代からの仏教普遍の偈文の一部であるとのことです。七仏とは、毘婆尸仏(びばしぶつ)、尸棄仏(しきぶつ)、毘舎浮仏(びしゃふぶつ)、拘留孫仏(くるそんぶつ)、拘那含牟尼仏(くなごんむにぶつ)、迦葉仏(かしょうぶつ)、そしてお釈迦様です。ところで仏様は長生きとのことで、阿含経の中に出てくる仏様の寿命は、毘婆尸仏が最も長寿で8万4千歳、以下少なくとも2万歳以上の長寿だそうです。その教えも永遠につたえられるのでしょう。その偈文は、諸悪莫作(悪いことはしない)、衆善奉行(善いことをする)、自浄其意(そして心は清らかに)、是諸仏教(これが仏教の教えです)、というものです。このことばに思うことは、お同行さまの花代えのお行、そして草刈、清掃など、お参りさせていただくたび整備されている境内を見るたびに、ありがたく思うものです。

親先生のお話では、ある篤信なお同行が「姥目樫(うばめがし)」の苗木を育てられ境内のお山に植樹したいとの話しがあるとのことです。実生から育てる手間はさぞかし大変であろうとのことでした。親先生には、秋には、植樹祭を計画したいとのことでした。先月の石楠花のエピソードに続くお同行様のうれしい衆善奉行のお話しにまたしても感謝です。

(合掌)

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