真っ青な空の下、新春初護摩供祈願祭

新春初護摩供祈願祭の当日、今年の冬一番の真っ青な空が広がり「吸い込まれそうな・・・」との形容そのものでした。そのお天気もあってかお参りされるお同行さまも多く、お堂は満員、駐車場も整理が大変であったとのことでした。

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冬の境内は、ひたすら春待ち顔の木々や草花ですが、蝋梅や水仙など冬の花がここぞとばかり咲き誇っていました。そして赤い実を付ける南天、千両,万両なども冬景色にアクセントをつけてくれていました。

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親先生のご法話は、まず、大本山の年頭のおさづけ「佛心修行」についてのお話しでした。佛心は文字通り仏様の心、一切の煩悩・執着を離れてやすらぎ満ちた衆生利益の大慈悲心であると。そして人はみな生来佛心を具えているものの、樂にながれ、欲にまみれて弱々しいものでしかないと。そして修行は「頼む一念」と仏様にすがること、すなわち修行によって佛心を学び、近づくことであると。

そして、おじひ付きクジの話しでは、それぞれ戴いた境内の仏様、御堂、諸施設など感謝の気持ちを込めてお世話させていただくこと、そしてお山にお参りさせていただくこと。少しでも仏様に近くなれると・・・。「大難が小難に、小難が無難に」ということがあるかもしれない、ひょっとしたら仏様のみ声が聞こえるかもしれない・・・と。

個人的には、今年は「身代り地蔵様」をいただきましたが、昨年暮れには、お同行様のご支援を戴きながら、地蔵菩薩さまの仏画を位牌堂に納めさせていただいたところでしたのですっかりご縁を感じてしまいました。「頼む一念」は仏さまに単にすがることではないと思い、それは日々のお行を通し修行をとおしてこそ叶うものであると信じて持ち合わせた持病の数々を以って転禍為福したいとも思うことでした。とは言え、まずは日々の為すべきに謙虚に向かい感謝したいものど思うところです。

(合掌)

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