新型コロナ終息を願う~盂蘭盆施餓鬼法要~

7月最後の日曜日、梅雨明け間近の頃は各地で豪雨被害が発生する頃ですが、幸いにも曇ったままにやり過ごせそうな一日と…。今日は、盂蘭盆施餓鬼法要の厳修の日、新型コロナウイルス対策のため、お参りされる方には、除菌、体温測定、密を避ける、換気を行うなど諸準備から進めていただく方々には大変なご苦労であったと窺うことができました。それでも、百万遍供養の大数珠は、アルコール消毒してあるとはいえ、全員が数珠を手にするため、どうしても密な状態となってしまいましたが、皆さん、汗を我慢してのマスク着用で切り抜けておられました。

 

親先生のご法話は、盂蘭盆施餓鬼秘法会についてのお話しでした。例年、この日の案内は、ハガキで行っておられましたが、それではお参りに来られる方々には盂蘭盆施餓鬼について良くわからないままお参りされているのではないかと、今年は、封書にして、盂蘭盆施餓鬼の何かを説明するものにしたいとのこと…。

 

まずは盂蘭盆(お盆のこと)のこと、お釈迦様の高弟・目連尊者が慈愛深く育てていただいたお母様がどのようにされているか、ひと目見ようと、神通力を使って覗いてみると、餓鬼道に落ちて苦しんでいることを知りお釈迦様に相談され、その教えに従い、祭壇を設け、雨期が終わる頃に修行を終えられた、三宝(仏・法・僧)に供養し、お母様を救うことができたと。 また、お釈迦様の高弟・阿難尊者が瞑想をしているとき、焔口餓鬼が現れて「お前は3日のうちに死ぬ」と言って修行の妨げをしたそうです。阿難尊者がお釈迦様に相談すると、餓鬼道に落ちた無縁の仏様に施餓鬼するための秘法を教えられたそうです。そして有縁無縁の一切精霊に布施して供養させていただいているとのこと。

 

 ~盆はうれしや 別れた人も 晴れてこの世に 会いにくる~

親先生には、盂蘭盆施餓鬼の前日、同級生でもあり、当山本堂を建立された宮大工さん(52歳で早世された)が、夢枕に立たれたそうですが、私も、当日帰宅してみますと、同期の友人からの、それは久し振りの嬉しいメールが届いていました。他方、パーキンソンと戦っている身ではありますが、写仏の通信教育も2年待っていただいて助けられ、嬉しい頑張りを続けられそうな日々に感謝しております。そして、新型コロナウイルス終息のため、新薬やワクチンの開発など新型コロナウイルス禍の一日も早い終息を強く願って祈願するものです。

(合掌)

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