雨上りの御行清掃

今日のお行、大雨を覚悟していましたが、境内のお山から雲がゆっくりと立ち昇り、曇り空ながら雨が上がってくれました。梅雨末期のこの頃は大雨でも仕方ない時節ですが、今年は違っています。まずもって暑くないのです。そして雨も殆んど降らないのでした。 清掃、そして「くよし」には最適な御行日和でした。日頃お世話になった参道などの、落ち葉を拾い、雑草を払い、可能の限りを尽くされるお同行さまでした。今年は、夏らしくない梅雨が続いておりますが、境内には初夏の花たちが雨に濡れて格別の美しさを楽しませてくれていました。

親先生から7月は、「非思量(ひしりょう)~身と息を整えれば心も整う~」といただいています。 「ほっとする禅語(渡曾正純著)」には、道元禅師が「正法眼蔵・晋勧座禅儀」の中で中国・唐の薬山惟儼(やくざんいげん)禅師の「景徳伝灯録」の次の言葉を引用し、…兀兀と坐定して思量箇不思量底なり。不思量底如何思量。これぞ非思量なり。これぞ挫禅の法術なりと説いたとあります。 まず身を整え、そして呼吸を整える、自然に心が整う・・・と。今日の御行いただきましたお同行さまには、無心に作業されておられました。ともかくも感謝です。

 

 

 

      合掌

   (管理人)

 

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