猛暑の中の御行清掃日

つい1週間前までは豪雨災害を心配していましたが、一転して猛暑の毎日となりました。今日は、御行清掃の日ではありますが暑さ対策優先で作業させて戴くことになりました。熱中症に注意しつつも、境内の草刈、奥之院はじめ各お堂の清掃、位牌堂・お瀧場廻りの草刈・清掃、参道の急な箇所へのローブ張りなど多くのお同行さまが頑張っておられました。感謝です。

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猛暑の中で、お山も強い陽射し浴びて色褪せているようにも見えました。それでも山麓からは刈取った草など焼く白い煙が立ち上り、ほっとさせてくれました。

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今月の親先生からは、「放下著(ほうげじゃく):身も心も軽く自由になるにはすてること」といただいております。以前にも学ばさせて戴いたことでしたが、南宋時代の五家正宗賛(ごけしょうじゅうさん)の趙州和尚の章に出てくる話だそうです。

「ほっとする禅語(渡會正純著)」には、あなたは、名刺の肩書きが捨てられますか? 学歴が捨てられますか? 貯金が捨てられますか? との問いかけがあり、20種の薬を飲んでいた人が薬をぜんぶやめたら健康になったともありました。わたしも10種類服用中であり捨ててみたくなりましたが、はたして貯金は捨てられるでしょうか?。

人生は長い旅であって、みんな沢山の荷物を背負っていると…。「持ちきれぬ荷物の重さ前後ろ」などという詩もありました。捨てても生きていける人こそ本物であると。スッピンが素敵ですと…。坂本冬美さんの歌に「スッピン」というのがありますが、歌の文句じゃないけれど、せめて、裏表ない、悔やまない、思いつめない日々でありたいものです。

 

(合掌)

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